事実上のテレポーテーションだって?
Ava Roboticsによると、同社が新たに発表した製品はそれを提供するという。Ava RoboticsはiRobotからスピンオフした企業で、日々の生活を助ける協働型移動ロボットに注力している。
フラッグシップロボットにふさわしい「Ava」という名前が付けられたこの製品は、移動式のビデオ会議マシンで、ダイヤルイン会議や従来のビデオ会議よりも具体化された協働的な方法によって、オフサイトの従業員をオフィスの中に「瞬間移動」させられるように設計されている。
Ava Roboticsは、iRobotがもともと提供していたテレプレゼンスマシン「Ava 500」の開発を引き継いでいる。iRobotは2013年、Ciscoとの提携の下でAva 500を発表した。その後、しばらくの間、Ava 500は成長するテレプレゼンスデバイス分野における優れた製品とみなされた。
しかし、7万ドル(約750万円)近い価格が付けられていたため、同様の機能セットを持つ低価格の選択肢が登場するにつれて、Ava 500の重要性は低下した。
Ava Roboticsの新型Avaには、Ciscoのオフィスコラボレーションスイート「Spark」のほか、新型Avaが旧モデルよりも効果的にオフィスやイベントスペース、製造現場を移動できるようにするルームマッピング機能や自律機能も組み込まれている。
最高経営責任者(CEO)のYoussef Saleh氏はプレスリリースの中で、「真のつながりや信頼は会議机の周りではなく、1対1のやりとりや日々の業務経験を通して形成されるという気づきからAvaが生まれた」と述べている。
Ava Roboticsは「サービスとしてのロボット」モデルを採用しており、Avaは月額1000ドル(約11万円)で企業に提供される。Avaを完全に買い取るという大企業向けの選択肢は用意されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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