スタークスは3月15日、物流業界全体の課題解決を目指す新しい発送代行サービス「クラウドロジ」の提供を開始したと発表した。
クラウドロジは、AIで需要予測し、単一拠点の倉庫ではなく、倉庫の拠点を複数カ所に分散させ、EC事業社様の荷物を最適に管理・発送できるクラウド型プラットフォームサービス。事前に需要を予測し、倉庫の拠点を分散させることで、配送コストを抑えたり長距離ドライバーの負荷を軽減できたりし、正確なシフト管理が組めるようになる。
同社では、通販企業450社以上に導入実績のある発送代行サービス「リピロジ」を2015年より展開していたが、AIによる需要予測データなどを取り入れ大幅にリニューアルし、クラウドロジとして展開することにしたという。
同社によると、ネット通販の拡大に伴い荷物を運ぶドライバー不足が深刻化しているほか、長時間労働による負担や事故のリスクも含めて、社会問題となっているという。さらに、ドライバー不足による配送の遅れも問題になっており、企業活動や個人の生活にも影響が出始めている。
そこで同社では、「配送の負担を軽減する」アプローチで、物流のクラウド化(在庫分散)サービスであるクラウドロジの提供に至った。
クラウドロジの導入により、長距離輸送が減らせるため、少ない人員でも効率的に配送できるようになるほか、運送距離が短くなるので、配送エリアによって10〜20%ほど配送費を抑えられるという。
また、大きな段ボールではなくポストインサイズの梱包を推奨することで、購入者の不在時にも荷物をポストに投函でき、再配達の削減が可能になるとしている。
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