Moffは3月13日、三菱総合研究所(MRI)との提携により、IoT身体機能計測サービス「モフ測」の販売を開始したと発表した。
モフ測は、病院、診療所、老人保健施設などの福祉・医療施設において、リハビリテーションを受けている人の身体機能を計測・見える化する病院向けIoT身体機能計測サービス。ウェアラブルセンサ「Moff Band」とタブレット端末により、歩行、バランス、腕の動作、関節可動域について、リアルタイムで結果を画面に表示。歩いたり腕を動かしたりしながら、その場で確認できるのが特徴だ。
同社とMRIは、リハビリテーションにおける3Dモーションキャプチャデバイスの応用について、2017年より奈良県立医科大学リハビリテーション科、三仁会あさひ病院と共同研究を実施。同研究を踏まえて開発し、2017年11月より、複数の医療機関にて機能検証および、活用に関する実証実験を継続している。
同社によると、装着したMoff Bandからタブレットに映し出される画像を見て訓練することで、自分の運動への「気づき」を与え、正しい動作を身に付けることを支援するという。また、身体機能を定量的に把握することで、本人へのフィードバックや病院内のコミュニケーションだけでなく、医療と介護間の情報共有やデータ連携への活用も期待できる。
同社では、実証実験に参加の医療機関などから順次導入を進めるという。
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