Lyftは米国時間1月16日、「Concierge」サービスの拡大を発表し、企業向けサービスを強化した。
2016年に少数の提携企業を対象に立ち上げたConciergeを利用すると、企業は顧客にLyftの乗車サービスを提供できる。今回のサービス拡大により、あらゆる規模の企業が利用でき、他者の乗車スケジュールの設定、乗車状況のリアルタイム追跡、24時間対応の顧客サポートにアクセスできるとLyftはブログで述べた。
Lyftによると、Conciergeは2017年のテスト段階に、ヘルスケア企業や自動車販売店、保険会社などによって顧客の移動に利用されたという。Lyftは、企業がConciergeを導入することにより、経費の追跡が容易で移動状況を視覚的に把握できる移動ソリューションを従業員に提供できると考えている。
Conciergeの利用を開始する場合、企業は「Lyft Business」アカウントにサインアップして、決済の詳細を追加できる。その後で、チームのメンバーを追加して、顧客や同僚のために配車の依頼を開始できる。
Lyftによると、Conciergeは医療分野での利用例もあり、企業はこのサービスを使って、予約した医療機関に患者が向かうのを支援しているという。
Lyftは1月16日、2017年には乗車数が前年の倍になり、米国とカナダのトロントで3億7550万回に達したと発表した。乗客数は前年比92%増の2300万人だった。同社は11月に、米国以外の市場に初めて進出した。現在は、競合相手のUberが2017年に犯した失敗を自社のチャンスに変えようとしている。
Uberは、「UberCENTRAL」という同様の企業向けサービスを提供している。UberCENTRALを導入する企業は、顧客の乗車料金を負担し、ダッシュボードで配車を管理できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス