Appleは米国時間3月12日、デジタル雑誌購読サービス「Texture」を買収すると発表した。Next Issue Mediaが提供するTextureは、Netflixに似た月額制のビジネスモデルを採用している。
AppleにとってTextureは、コンテンツおよびサービスの社内プラットフォームを強化するための手段であるとともに、ニュース配信の優先度を引き下げることにしたFacebookとの隔たりを埋めるものでもある。「Apple News」に統合されて同アプリのキュレーション機能の向上につながる可能性もある。
「Textureを、世界中の多数の主要パブリッシャーからの雑誌で構成される素晴らしいカタログとともにAppleに迎えることをとてもうれしく思う」と、Appleのインターネットソフトウェアおよびサービス担当シニアバイスプレジデントを務めるEddy Cue氏は述べた。「信頼できる情報源からの高品質なジャーナリズムを提供すること、そして、各種雑誌が今後も美しく整えられた有意義な記事をユーザーに届け続けられるようにすることに尽力する」(Cue氏)
Next Issue Mediaの最高経営責任者(CEO)であるJohn Loughlin氏は、「Next Issue Mediaと受賞歴のあるTextureアプリがAppleに買収されることに感激している」と述べた。
Appleは、今回のTexture買収の前にも、音楽認識アプリのShazamを買収することを明らかにしている。Shazamの買収金額は4億ドル(約430億円)とみられているが、Appleは通常は、同社の既存製品に専門チームを組み入れることを目的とした小規模な買収をすることでよく知られている。
2014年には、アプリのベータ導入とアナリティクスを提供するサービス「TestFlight」の開発元を買収した。その機能群は、現在でも開発者に使われているAppleのサービスに組み込まれた。Appleが最近買収したその他の小規模企業としては、2017年12月のPop Up Archive、2018年1月のBuddybuildがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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