科学・技術・工学・数学(STEM)教育に対する関心が高い影響か、子ども向けのプログラミング教材をよく見かける。そんな例の1つとして、以前「Raspberry Pi」ベースのデスクトップPC「pi-topCEED」を取り上げた。
今回は、同じコンセプトのデバイス「RasPad」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
RasPadは、Raspberry Piをベースとするタブレット。マルチタッチ対応の10.1インチ(1280×800ピクセル)画面を搭載し、HDMI端子で外部ディスプレイにも表示できる。259.6×169.98×48.68mmとやや大振りだが、 Chromium OSやAndroid OS、Linuxなど好みのOSをインストールして、一般のタブレットと同じく持ち歩いて使える。バッテリ容量は6000mAhあり、3時間の使用が可能という。
ビジュアルプログラミング用の開発ソフトウェアが付属しており、初心者でも分かりやすいビルディングブロックのドラッグ&ドロップ操作でプログラムを組める。デスクトップPCと違って場所を選ばず使えるので、プログラミング学習に適しているだろう。
また、汎用入出力端子GPIOにアクセス可能。既存のRaspberry Pi用ハードウェアと組み合わせたり、各種センサや出力モジュール、自作ハードウェアと接続したりすれば、Raspberry Piの拡張性を存分に活用できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月4日まで。記事執筆時点(日本時間3月13日12時)でキャンペーン期間は22日残っているが、すでに目標金額1万ドル(約106万3800円)の33倍を上回る約33万5000ドル(約3563万円)の資金を集めている。
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