バンダイナムコエンターテインメントは3月1日、東京都新宿区にあるVRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」において、新作VRアクティビティ「大量破壊VRシューティング ギャラガフィーバー」を、3月9日から稼働開始すると発表。メディア向けに公開した。
本作は、1981年に発売したシューティングゲーム「ギャラガ」がモチーフ。視界を覆いつくすぐらいに大量発生したギャラガたちを、さまざまな武器で撃ちまくるVRアクティビティとなっている。
VRデバイスには、1月に米国のCESでHTCが発表した最新型のVRヘッドマウントディスプレイ「VIVE Pro」を採用。従来機の「VIVE」よりも解像度やサウンド、装着感が向上したもので、試験運用という形ながら商業施設での導入は世界で初めて。このほか、銃型のデバイスを手にして体験する。
2人1組で楽しむアクティビティとなっており、準備が整うと敏腕科学者マッド博士が登場。ギャラガ撃退の依頼を頼まれて、特注エレベータに乗り込み地上150mまで上昇する。眼前には夜の街並みが広がるなか、ネオンカラーにイメージチェンジされたギャラガが出現し、撃つとキューブ状にキラキラとはじけていく。次第に登場するギャラガたちの量も多くなり、最終的にはおよそ3000体ものギャラガが一気に出現し、視界を覆いつくすぐらいの状態に。こちらの武器もマシンガンやレーザーなどパワーアップしながら撃退していく。
撃退できなかったギャラガは足場のエレベータを攻撃。一定回数の攻撃を受けると足場が崩れてしまい、150m下に落下してしまうという。ほかにも途中に出てくる巨大ギャラガがレーザービームで攻撃してくる場面があり、体を使って避けるシーンもある。これは当たると一発でやられてしまうという。また、どちらか一方がやられてしまうと、両方とも落下する。
筆者も実際に体験したが、とても興奮したというのが素直な感想だ。地上150mに上昇する際には足元に振動があり、また前方からの送風によって本当に上昇している感覚になる。序盤こそ夜景や弾けていくギャラガが綺麗だという余裕もあるのだが、徐々にギャラガが撃退できなくなり、エレベータを攻撃すると足元にも振動がくるため、そのたびに150m下に落下することの恐怖感も出て、より必死になる。
終盤の大量発生時は、開発陣も「処理落ちギリギリの限界に挑んだ」というほどのもので、あの光景を目の当たりにすると、むしろ笑ってしまうぐらい。ワーワー言いながら撃ちまくっていたように記憶している。プレイ中に感じるスリルの一方で、このときはクリアできたのだが、倒し切った爽快感と達成感も格別だった。
体験には、施設で提供されているチケットのうち「REDチケット」が必要。所要時間は8分で、対象年齢は7歳以上としている。
なおVR ZONE SHINJUKUでは、センターコアでお花見気分が味わえる演出を3月3日から開始。昼桜バージョンを同日から、夜桜バージョンを3月14日から追加する。飲食エリア「グランパーズ」では、「春のいちご祭り」と題した、いちごのスイーツや、片手で食べながらお花見ができる持ち歩きメニューを3月3日から期間限定で販売する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」