VESPERは3月5日、同社が提供する越境飲食店ネット予約顧客管理システム「TableSolution」のモバイル版を大幅にリニューアルすると発表した。
同社によると、これまでは予約の作成・閲覧などの基本機能に絞った仕様だったが、無断キャンセル対策に効果的な「支払」や、ネット予約管理の手間を大幅に削減し一元管理を実現する「オンライン」などを含む、約30の機能を5月中旬にかけて追加する(一部機能については開発中。次回以降のアップデートにて順次実装)。新たに追加されるすべての機能が、追加料金なしで利用できるという。
今回のリニューアルでは、PC・タブレットと同様の機能を備え、予約作成画面での既存顧客の検索を可能にするなど、操作性を大幅に向上。表示情報を増やし、より直観的な操作が可能になったことから、予約リスト表示の見やすさや使いやすさが大幅に向上しているという。また、これまでは既存顧客(リピーター)の予約を作成する際にも、モバイル版では毎回新規顧客として予約作成が行われるため、正確な来店履歴を把握できなかったが、リニューアルでさらなる顧客認知のサポートが可能になった。
機能としても、飲食業界の課題である「ドタキャン・無断キャンセル」問題への対策として、約400店舗のレストラン・飲食店に導入が進む「キャンセルプロテクション」、自社ネット予約だけでなくグルメサイト経由の予約のまとめて管理できる管理機能などを搭載する(5月中旬頃にリリース予定)。また、東南アジア地域の4言語(タイ語、マレーシア語、フィリピン語、ベトナム語)を含む14カ国語に対応した。
同社では、今回のリニューアルにより、席数の限られた小さな店舗やPCやタブレットを常設しておくことが難しい店舗においても、国や地域、使用する言語を問わず、ネット予約や顧客管理、インバウンド集客から対策までをスマートフォンだけで実現できる環境が整えられるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス