越境飲食店ネット予約顧客管理システムの「TableSolution」を提供するVESPERは12月6日、SMBCベンチャーキャピタルから1億5000万円の資金を調達したと発表した。
TableSolutionは2013年7月のサービス開始以来、世界中に展開する大手グローバルホテルチェーンや星付きレストランなど、約2000店舗の飲食店に導入されているという。また、2017年6月には飲食業界の無断キャンセル問題を撲滅すべく「キャンセルプロテクション」をリリースしたほか、初期・月額費用無料のクレジットカード決済機能を提供している。
これら取り組みの結果、2017年10月時点で予約件数は前年対比で約3倍に増加。また、TableSolution導入店舗の65%は他社システムからの乗り換え(導入した店舗の利用継続率は99.8%)だという。
現在、TableSolutionは14カ国語に対応し、海外11カ国のホテルやレストランで導入されている。また、日本発のSaaSレストラン予約管理システムとして初めてグローバルホテルチェーンの海外拠点で現地採用され、韓国ではコンラッドやグランド・ハイアット、パーク・ハイアットやヒルトンといったラグジュアリーホテルの全6軒で運用が開始されているという。
同社では、今回の資金調達によりTableSolutionのさらなる世界展開を行う。まずは、東南アジア地域のラグジュアリーホテルへの導入を足掛かりとし、2020年を目途に海外2000店舗、国内1万2000店舗への導入を目指すという。
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