人気ナビゲーションアプリの開発元Citymapperによる新サービスで、バスが新世代の柔軟な公共交通に活用されることになりそうだ。
Citymapperはすでに公共交通の試験運行を行っている。これは週末限定の1路線で、イーストロンドンのナイトスポットを訪れる乗客などを運んでいる。さらにCitymapperでは、このアイデアを発展させ、バスとタクシーをミックスした新サービス「Smart Ride」を実現しようとしている。
Smart Rideは、バスのように決まった路線を走行し、停車する。そして、タクシーのように座席の予約ができるという仕組みだ。
最近になって、このSmart Ride以外にも、このような組み合わせの交通手段が話題になっている。Uberも、出発地と目的地付近で歩く距離が少し増える代わりに、効率的に乗れて運賃が安くなる「Express POOL」というサービスを、米国の一部都市で開始したばかりだ。しかし、CitymapperはUberと競争する意図はないとして、「さらに大きな構想がある」とTwitterで述べている。
Fyi we’re still running buses, we’re not a taxi operator, and we have way more imagination than this :) https://t.co/7MMVTFIqrj
— Citymapper (@Citymapper) 2018年2月20日
Citymapperは当初、現在運行中の「CM2 Night Rider」で使っているような実際のバス車両で、このサービスを立ち上げる計画だった。しかし、ロンドンの交通規則でこのようなサービスを行う場合、車両は1台あたり8人までに制限される。この人数を超えるとバス向けの規則の対象となり、路線と時刻表に関してより厳しい規制が課されるからだ。これは、運行ルートやタイミングを需要に合わせて動的に変化させるというCitymapperの計画とは相いれないものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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