Uberは、すべての人々にとって便利な配車サービスになりたい考えだ。
そこで米国時間2月21日の時点で、「Express POOL」という新サービスを正式に追加した。この低料金のライドシェアサービスは、あまりお金をかけたくない人々を対象とするものだ。
Uberを利用する場合、通常は自分がいる場所までドライバーが来てくれる。6都市で新たに提供開始されたExpress POOLの場合は、ドライバーがいる特定の場所まで乗客が歩いていく。サンフランシスコやワシントンなどでは、一方通行の道路があって自動車は回り道をしなければならないことがよくあるので、乗客が少し歩いてくれれば、乗客とドライバーの双方にとって時間と手間が省ける可能性があるとUberは述べている。
バスによく似ているように聞こえるかもしれないが、バスとは異なる。現時点では、3人しか乗車できない。乗客が搭乗するのは、Uberのドライバーが運転する乗用車だ。またExpress POOLでは、ルートも完全に定められているわけではない。ルートは、各地での乗客の目的地に応じて決まる。
Uberは既に、「POOL」という低料金サービスを2014年8月から提供している。POOLは現在、世界中の36都市で提供されており、これまでに10億回の乗車回数を誇る。POOLは基本的に、行き先がほぼ同じルート上にある見知らぬ者同士が相乗りできるサービスだ。Uberによると、Express POOLはそれにかなり近いが、乗客が共通するルート上の場所まで歩く。ドライバーが回り道して乗客を乗せる必要がないので、より効率的だという。
また、Express POOLの方がずっと低料金になるとUberは述べている。POOLよりも最大50%安く、よく使われる「UberX」より最大75%安いという。
Uberは2017年11月にサンフランシスコでExpress POOLの実験を開始し、12月に同市とボストンでひっそりとサービスの提供を開始した。同サービスは今週、ワシントン、ロサンゼルス、マイアミ、フィラデルフィア、サンディエゴ、デンバーで開始され、数週間のうちにそれ以外の都市でも提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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