パナソニックは2月21日、2月15日にポラリスと自立支援介護プラットフォームの共同開発に向けた業務提携契約を締結したと発表した。
今回の業務提携は、同社が持つIoTシステムを活用した高齢者の生活実態の把握および、収集されるデータのAI分析基盤と、ポラリスの持つ自立支援ノウハウ(モニタリング、アセスメント、自立支援ケアプラン)との融合により、自立支援介護を目指す介護事業者や自治体などで利用可能な自立支援介護プラットフォームの共同開発を目的としている。
なお、同業務提携契約に基づき、2月15日より、ポラリスのデイサービス事業拠点「ポラリスデイサービスセンター中筋」の利用者2名の協力の下、実証実験を開始している。同実証実験への協力者は今後拡大していく予定であり、2019年度中の事業化を目指して、効果検証の取り組みを推進するという。
また、同実証実験において同社は、デイサービス拠点や協力者宅にIoTセンサ/家電システムを構築・設置。デイサービス利用時だけではなく、在宅生活においても生活リズムやバイタルの把握を行う。また、収集されるデータのAI分析を行い、自立支援に繋がるモニタリング/アセスメント環境を整備し、自立支援プラットフォームの構築を行う。
ポラリスのでは、協力者の要介護度の改善に向けて、デイサービス利用時だけではない在宅の生活状況も鑑みた自立支援プログラムの構築し、サービス提供に繋げていくという。また、自立支援に関する独自のノウハウをベースに、自立に向けたケアマネジメントを実現できる自立支援プラットフォームを構築するとしている。
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