サインウェーブは2月22日、英語スピーキング学習システム「ELST」(English Listening Speaking Testing)を4月より本格販売すると発表した。2月より学校や塾向けにデモアカウントの発行を開始する。料金は生徒1人(1ID)につき年額1万円(2018年2月22日時点での価格)。
ELSTは、英語スピーキング学習に対応したVoice/AI(音声/人工知能)を活用した認識・採点システム。英語の問題に対する生徒のフリースピーチに、意味理解を含めた評価・採点をフィードバックする。対応デバイスは、Windows PCのほか、スマートフォン・タブレット(iOS/Android)。
生徒は、「練習」「模擬試験」「宿題」の3つの機能で学習することが可能。練習問題は「Reading」と「Speaking」の2種類に分かれており、Readingでは点数と単語ごとに3段階で色分けして、発音の良し悪しを評価してもらえる。また、Speakingでは設問ごとに点数と解答例を確認できるという。模擬試験機能では、実際の模擬試験を体験することが可能だ。
宿題機能では、先生が配布した宿題を練習できる。先生は、生徒に学習してほしい問題の種類を選択し、宿題の有効期間(開始時刻・終了時刻)を入力して各クラスに配布できる。また、宿題を配布したクラスの「全体成績・個人成績」、配布した宿題の「内容・回答例」が確認できるという。
なお、同社は2016年5月に、英語スピーキング試験の自動採点技術を持つアイフライテックと提携している。この自動採点技術は海外で10年間、年間300万人以上の採点実績があり、ELSTにも活用されている。実際の英語のスピーキング試験で解答された膨大な音声データを元に、英語の専門家による厳しい採点基準をビッグデータとして、機械学習による人間を超える採点精度を実現しているという。
ELSTは、カスタマイズして独自のコンテンツとして提供することも想定しており、将来的には教育者自身による問題の入れ替えに対応する予定。また、AI技術を活用した英語4技能統合型のソリューションを展開する予定だという。
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