Airbus傘下のAirbus Helicoptersは、シンガポール国立大学(NUS)で荷物配達用ドローン「Skyways」のデモンストレーション飛行を実施し、成功させた。
Skywaysはマルチコプター型ドローンで、8個のローターで飛ぶオクトコプター。重さ2kgから4kgの比較的小さな荷物を、無人飛行して運べる。NUSの研究チームと共同で開発を進めており、フットボール用グラウンド150個分の面積があるという広大な同大学のキャンパスを使って試験してきた。
今回のデモ飛行では、まずSkywaysがメンテナンスセンターから離陸し、NUSの建物の屋根に設けられた荷物ステーションに一旦着陸。そこで、ロボットアームで荷物をつかみ、地上まで飛行して荷物を無事に降ろした。
Skywaysの開発プロジェクトには、シンガポールのような都市部でドローンによる無人荷物配送の実現を目指す団体Civil Aviation Authority of Singapore(CAAS)や、シンガポールの郵便事業会社Singapore Post(SingPost)も協力している。そして、Skywaysによる試験的な荷物配送サービスを、2018年中にシンガポールで実施する計画。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」