SpaceXの「Falcon 9」ロケットの打ち上げが、米国時間2月21日に延期された。なお同社は、約2週間前の2月5日に「Falcon Heavy」を打ち上げたばかりだ。
Elon Musk氏とSpaceXが世界中で低価格のインターネット接続を提供する衛星の開発に取り組んでいることは、3年以上前に明らかになっていた。このほど、SpaceXと米連邦通信委員会(FCC)の間でやり取りされた書簡が公開され、その中で、SpaceXの「Starlink」サービス向けに初のデモンストレーション衛星2基がFalcon 9に積載され、ようやく軌道に打ち上げられることが明らかになった。
カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げられるFalcon 9の主要積載物は、スペイン政府の「PAZ」衛星だ。この衛星は、地球の画像を1mの高解像度で撮影できるよう設計されている。
SpaceXはFCCへの申請において、自社の衛星のテスト目的を次のように説明している。「衛星バスおよび関連するサブシステムの開発完了を実証することに加えて、衛星『Microsat-2a』および『Microsat-2b』のテストプログラムは、位相配列ブロードバンドアンテナの通信プラットフォームの設計を検証することにもなる」
要するに、SpaceXは、PAZ衛星とともにインターネットブロードバンド衛星を打ち上げてテストしようとしているのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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