「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは2月15日、新サービス 「おまかせ定期便」 を開始した。
これは、ユーザーの好みに合わせて、同社スタッフがスタイリングしたコーディネートを定期的(頻度は1~3カ月から選べる)に配送するサービス。申込時のアンケートに、好みのテイストや取り入れたいアイテム、取り入れたくない柄・カラー、隠したい身体のパーツ、サイズ感、予算感などを回答し、独自のアルゴリズムで注文履歴も含めて解析することで好みを把握するという。
定期便では、解析した好みからスタイリストがアイテムを5~10点ほどコーディネートして配送。そのなかから欲しい商品のみを購入でき、気に入らなかった商品は無料で返品できる。これにより、服選びの煩わしさや似合う服が分からないといった悩みから解消されるとしている。
また、同社の採寸用ボディースーツ 「ZOZOSUIT」で体型を計測した上でおまかせ定期便を利用することで、体型計測データを加味したアイテムでのコーディネート提案が可能になるとしている。
そのほか、同社ではファッションを数値化し科学的に解明するプロジェクトチーム「スタートトゥデイ研究所(START TODAY RESEARCH)」が、ZOZOSUITよりも低コストで高精度な体型計測が可能となるアイデアを3億円で買い取ったと発表した。
スタートトゥデイ研究所は、同社グループが保有する1億件以上の購買データ、約2300万人のユーザー情報(属性、購買履歴、保有アイテム、閲覧履歴、検索履歴、お気に入り商品など)、約1000万枚のコーディネートデータ、約3000万件のブランド公式商品データ、約2万件のブランド情報、約5万件の店舗情報、各種ランキング情報、年間約3000万件の物流関連データに加え、ZOZOSUITにより人体の計測データなどをもとに、ファッションを数値化し科学的に解明するプロジェクトチーム。
同研究所では、ファッションデータ・システム関連のアイデアや特許などを所有し、一緒に研究したいという個人や企業からアイデア・特許などを買い取り、そのアイデアの実現、特許の活用に努めるという。今回、買い取ったアイデアは、研究者3名の匿名のチームによるものだという。
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