Microsoftが、米国時間2月7日にリリースした最新のテストビルド「Windows 10 Redstone 4」には、同社がテレメトリのプロセスの一環として収集する診断データを削除できるボタンが追加されている。
Microsoftが7日、「Fast Ring」のテスターにリリースした「Build 17093」は、この新しいボタンのほか、いくつかの微調整と多数の修正が行われている。
Microsoftは1月にリリースした「Windows 10」テストビルド「17083」に、新しいテレメトリデータユーティリティ「Diagnostic Data Viewer」を含めていた。これはWindows 10搭載デバイスがMicrosoftに送信しているテレメトリデータを、ユーザが閲覧するためのものだ。7日にリリースされたテストビルドで、このデータの削除が可能になった。
同社は現在、Redstone 4ビルドの最終的な仕上げを行っている。最近リークされた情報によれば、「Spring Creators Update」という名称になる可能性があり、いくつかの新機能が加わる見通しだ。
今回リリースされたビルドでは、「Update & Security」にある設定ページの名称を「Windows Defender」から「Windows Security」に変更し、ページデザインを新しくしている。
さらに、ゲームバーの外観を刷新したほか、より多くのWindows PCでHDRビデオを利用できるようにした。またBluetooth機器のペアリングを改善したほか、マルチGPUシステム向けに新たなグラフィックス設定ページを用意した。
さらに「Windows 10 S」ユーザーが、Microsoftの「Authenticator App」を使って設定を行い、PCでパスワードの入力を省略できるようにした。また「Microsoft Edge」から印刷する際に、「Clutter-free」のオプションを選択できる。「Windows Subsystem for Linux」(WSL)についても改善されている。
Microsoftは近々、「Skip Ahead」のテスターを対象に、最初の「Redstone 5」テストビルドをリリースするとみられる。初期ビルドは、まずOneCore内部の変更がほとんどで、目立った新機能は導入されない見通しだ。
既知の問題や修正に関する詳細なリストは、Microsoftの17093に関するブログで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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