ソフトバンクグループと子会社の携帯電話事業者であるソフトバンクは2月7日、ソフトバンクの株式上場の準備を開始したと発表した。
株式上場の準備にあたっては、ソフトバンクが上場後もグループの通信事業分野における重要な連結子会社であることが前提になるという。ソフトバンクの株式を上場することで、グローバルな規模で投資を進めるソフトバンクグループと、グループの通信事業分野において中核企業であるソフトバンクの役割と価値を明確に分けるとしている。
ソフトバンクは株式上場を通じて、より自律的な経営視点と成長戦略を持てると考えており、国内外のグループ各社との事業シナジーを追求しながら幅広い領域へ機動的に事業展開することで、さらに強固な経営基盤を持つ事業会社になることを目指している。
また、ソフトバンクグループの信用力やキャッシュフローへの影響を考慮して、慎重にグループの組織構成や資本構成を検討。財務の健全性にも配慮しながら、グループ全体の成長と企業価値の最大化を目指すとしている。
両社によると、株式上場の準備過程における検討の結果次第では、上場しないという結論に至る可能性もあるとしている。
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