KDDIとラック、総合セキュリティソリューションで合弁会社を設立

 KDDIは2月5日、拡大するクラウド需要や今後迎えるIoT時代を見据え、ラックと共にau経済圏の最大化に向けた総合的なセキュリティソリューションを提供する合弁会社「KDDIデジタルセキュリティ」の設立に合意したと発表した。

 2018年2月中(19日予定)に新会社を設立し、4月の事業開始を目指す。出資金は5億円。資本金は2.5億円。株主構成はKDDIが51%、ラックが49%。

 同社によると現在、顧客のITシステムは、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドな環境へと急激にシフトしており、必要とするセキュリティ対策は、以前にも増して広範囲にわたっているという。

 そこで新会社は、同社のICTソリューション(ネットワーク、IoTプラットフォームなど)と、ラックの高いセキュリティ分析力・技術力を融合することで、このような市場環境変化に対し、ネットワークからセキュリティまで一元的に支援する。

 サイバーセキュリティ分野において培った高い知見を持つ専門家が、セキュリティ体制の構築・運用の支援から、セキュリティ診断、24時間365日の運用・監視まで、総合的なセキュリティソリューションをグローバルに提供することで、顧客の課題解決を目指すという。

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