Kickstarter

来客にAIが自動対応するドアホン「Belle」--訪問者を識別して動作を変える

 自宅で仕事をしていると、集中したいのに来客で思考がよく中断されてしまう。不要な訪問販売や勧誘なら無視したいし、荷物の配達や予定していた来客なら素早く対応したい。

 そこで、来客に人工知能(AI)が対応して必要な動作を自動実行するという、スマートなドアホン「Belle」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。


来客にAIが応対するドアホン(出典:Kickstarter)

 Belleは、無線LAN(Wi-Fi)でインターネット接続し、クラウドサービスやスマートフォンなどと連携してさまざまな機能を提供するカメラ付きドアホン。ユーザーに代わってAIが自動対応することから、365日24時間ドアから離れず働くドアマンのようなものだという。

 開発チームによると、例えば荷物の配達に来た人がベルを鳴らして「お荷物のお届けです」と話しかけると、Belleが「ドアの横に置いておいて下さい」と音声で答えるそうだ。どうやって判別するのか詳しい仕組みが説明されていないものの、訪問販売や勧誘の人は追い払えるという。


「お荷物のお届けです」「ドアの横に置いておいて下さい」(出典:Kickstarter)

 さらに、顔認識に対応しており、約束の時間に来た友人なら対応するスマートロックと連携してドアの鍵を自動的に開けたり、家族のしかるべき人のスマートフォンに通知してそれ以降の応対を促したりもする。

顔認識にも対応(出典:Kickstarter)
顔認識にも対応(出典:Kickstarter)
訪問者を識別して自動応答(出典:Kickstarter)
訪問者を識別して自動応答

 カメラは常時撮影しており、後から映像を確認することが可能。ライブストリーミング機能や動き検出機能も備え、セキュリティカメラとしての役目も果たす。


カメラで常時撮影(出典:Kickstarter)

 Amazon.comの「Alexa」にも対応。「Amazon Echo」に音声コマンドで話しかけると、「Fire TV」経由でカメラの映像を確かめたりできる。また、米ドル相当で6万ドル集まればIFTTTによる解錠、10万ドル集まれば「Google Home」対応、といった機能を追加するとしている。

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月9日まで。記事執筆時点(日本時間2月5日14時)でキャンペーン期間は31日残っているが、すでに目標金額23万4550香港ドル(約329万6000円)を上回る約31万3000香港ドル(約439万9000円、約4万ドル)の資金を集めている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]