Jeff Bezos最高経営責任者(CEO)率いるAmazonが、2社の大手パートナーとともにヘルスケア事業に参入する。
Amazonは米国時間1月30日、Warren Buffett氏率いる大型複合企業Berkshire HathawayおよびJamie Dimon氏率いる大手金融機関JPMorgan Chaseと提携する計画を発表した。3社は、米国で雇用する数十万人の従業員のヘルスケアに専門的に取り組む、独立した企業を新たに設立する。社名未定のこの企業は、技術の力を借りてコストを削減し、簡素化されたヘルスケアを従業員に提供することを目指し、「利益追求のインセンティブや制約を受けない」企業になるという。
世界で最も時価総額の高い持株会社の1社であるBerkshire HathawayのCEOを務めるBuffett氏は30日の発表の中で、「膨れ上がるヘルスケアコストは、米国経済に対して貪欲な寄生虫のような影響を与えている」と述べた。「われわれは、この問題に対する解決策を持ち合わせてはいない。しかし、避けられないとしてこれを受容することはできない」(Buffett氏)
新しい企業が設立されれば、他の多くの従業員やその家族に多大な影響を与える可能性がある。Bezos氏、Buffett氏、Dimon氏は、特に保険業者、病院、医師らの経費を抑えることができれば、現行の複雑で高額な米国のヘルスケアシステムを根本から覆す可能性を秘めている。しかし、この3人の優れた頭脳をもってしても、それはかなりの難題だ。
オバマ政権は、医療保険制度改革(オバマケア)によって医療費の低減を試みたが、一部の州の医療保険取引所では保険料が引き上げられており、微妙な結果に終わっている。Amazonとパートナーらが、オバマケアによる影響をそれほど受けない従業員向けのプランの変革で成功するかどうかは、まだ分からない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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