ヤフーは1月30日、国立研究開発法人国立がん研究センターと連携し、スマートフォン版「Yahoo!検索」の検索結果画面で国立がん研究センター提供のがん関連情報の掲載を開始したと発表した。
同社によると、内閣府が行ったがん対策に関する世論調査では、60歳未満の人の半数以上が、がんの治療法や病院についての情報源として「インターネット」と回答しており、多くの人がインターネットの情報を参考にしているという。
しかし、インターネットの検索結果に掲載されているがん治療法の情報のうち、一般的に認められている治療法は半分以下であったといった調査結果もあり、インターネットでの医療情報の収集には課題がある。
そこで今回の取り組みでは、Yahoo!検索の検索結果画面に国立がん研究センターが提供する情報の掲載枠を新たに設け、がんに特化したより詳しい情報を提供する。
対象となる検索ワードは、各種がんの病名など。病気の概要や症状、原因などを検索結果の上部にまとめて表示させ、信頼のおけるがん情報にアクセスしやすくなった。
同社によると、今回の取り組みを通じてYahoo!検索では、より多くの人に適切ながんの情報を届け、正しい理解、適切な治療へとつなげていくことを目指すとしている。
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