インベスターズクラウドは1月22日、賃貸住宅をIoT化する「TATERU kit」を導入したIoTアパートのモデルルームをオープンした。場所は東京都練馬区。スマートロックやライトの操作を始め、テレビやエアコン、電動カーテンなどIoT機器と連携した各種家電の操作ができる。
TATERU kitは、タブレット型ゲートウェイであるセントラルコントローラ、窓の開閉や揺れを感知してスマートフォンに通知するタグセキュリティ、IR(赤外線通信)を活用したネイチャーセンサーリモートコントローラ、4つの方法で解錠できるスマートロック、遠隔操作で電気の調光、調色ができるスマートライトの5つを標準設備としたIoT機器。グループ会社であるロボットホームが「Apartment kit」として開発し、インベスターズクラウドはOEM供給を受け、提供している。
セントラルコントローラから、IoT機器を一括コントロールできることが特徴で、2017年6月に公開したモデルルームに比べ、加湿器やロボット掃除機といった連携機器が増えたほか、カーテン開閉のスピードアップなど、パフォーマンスが向上している。
単身向け賃貸アパート向けで、IoT機器による便利で快適な暮らしを提供することにより、入居を促し、空室を避けることが狙い。IoT機器を導入しにくい賃貸向けに、手軽かつ本格的なスマートハウスを提案する。
専用アプリでは、管理会社とチャットによるやりとりや伝言板などの機能も設け、建物修繕の連絡やゴミの日などのアラートを出すことも可能。賃貸住宅ならではの機能も備えている。
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