ソニーは1月15日、ホームシアター用のサウンドバー「HT-S200F/100F」(想定税別価格:2万8000円前後/2万3000円前後)を発表した。S200Fにはサブウーファを内蔵し、ワンボディながら低域まで迫力ある再生音を実現する。発売は1月27日から順次。
両機種ともに高さ64mmのバータイプで、HDMIによる簡単接続とワンボディによる設置のしやすさが特徴。ホームシアターを導入しない理由として上位に挙がる「設置する場所がない」問題を、コンパクトボディで解消し、販売の裾野拡大を目指す。
上位機となるS200Fは、高さ64mm×幅580mm×奥行き95mmで、重量約2.3kgの本体に、46mmのフロントスピーカ2つと70mmのサブウーファ1つを搭載。スピーカ両端のバスレフ効果で低域再生能力を高めたほか、ゴム脚による振動対策で、高品位サウンドを目指した。
同クラスのホームシアタースピーカが、台座型やサブウーファ別体型になっているのに対し、設置のしやすさが特徴。音質に妥協せず、設置スペースも取らない、新たなサウンドバーとして提案する。
S100Fは、高さ64mm×幅900mm×奥行き88mmで、重量約2.4kg。25mmのバランスドーム型ドゥイータ2つと、48mm×90mmのコーン型ウーファ2つを備えた2ウェイスピーカシステムで、クリアなサウンドを再生する。
いずれも、Bluetoothに対応し、スマートフォンなどと連携してワイヤレススピーカとして使えるほか、ソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」と、前方のスピーカーだけでサラウンド音場を再現する「S-Force PRO フロントサラウンド」(S100FはS-Force フロントサラウンド)に対応。映画、ミュージック、スタンダードと3つのサラウンドモードも備える。
テレビの前に設置するバータイプのスピーカは、画面にスピーカがかぶらないよう、高さを低めに押さえることを各社重視している。HT-S200F/100Fの開発にあたり、ソニーでは高さ64mmに加え、10cmを切る奥行きを実現。これは、はがきの短辺より短い10cm未満だと、テレビの前に置きやすくなるため。高さに加え、奥行きまでコンパクトにすることで、手軽に置けるサウンドバーを実現した。
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