韓国の現代自動車(ヒュンダイ)は現地時間1月10日、東南アジアでライドシェアリングサービスを手がけるGrabに出資し、同地域でモビリティサービスを展開していくことを明らかにした。
現代自動車によれば、両社はさまざまな新サービスの開発に共同で取り組む予定で、現代自動車のハイブリッドカー「Ioniq Electric」など、環境への負担が少ないモデルを利用したモビリティサービスプラットフォームなどが検討されている。
現代自動車は今回の出資(金額は非公開)で、Grabが実施している直近の資金調達ラウンドに参加する企業の1つとなった。このシリーズG資金調達ラウンドには、豊田通商、ソフトバンク、および中国のライドシェアリング企業である滴滴出行(ディディチューシン)がすでに参加している。資金調達額は、ソフトバンクとディディチューシンが参加した時点で25億ドル(約2800億円)に達していた。
Grabは2017年8月にも、トヨタファイナンシャルサービスやあいおいニッセイ同和損保と共同で試験プログラムを実施することを明らかにしている。このプログラムは、配車サービスのデータを取得して分析し、コネクテッドカーサービスを向上することを目指したものだ。Grabはこのプログラムで、利用ベース保険(UBI)や予知保全といった分野に関する知見を獲得したいと考えている。
一方の現代自動車は、今あるさまざまな制約から「利用者を開放」する取り組みを進めており、その一環として、カーシェアリングや相乗りサービスなどのモビリティサービスを向上させる方法を模索している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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