Intelは、小型PC「Intel NUC」シリーズの最新版(開発コード名:「Hades Canyon」)をCES 2018で発表した。新しいNUCは本格的なVR用途に対応するという。
最新版は、AMD製の「Radeon RX Vega M」グラフィックスを搭載した新しい第8世代の「Core i7」プロセッサを備え、「NUC8i7HVK」と「NUC8i7HNK」の2つのバージョンが用意されている。
NUC8i7HVKは、「Radeon RX Vega M GH」グラフィックスを採用し、動作周波数は1063〜1193MHzだ。Intelによると、「オーバークロッカー向けにシステム性能をさらに高める機能」を備える。CPUは第8世代の100Wクアッドコア「Intel Core i7-8809G」で、処理速度は3.1GHz(ターボモードでは4.2GHz)、「アンロックおよびVRに対応」している。
もう1つのNUC8i7HNKは、「Radeon RX Vega M GL」グラフィックスを採用し、動作周波数は931〜1011MHzだ。CPUは第8世代の65Wクアッドコア「Intel Core i7-8705G」で、処理速度は3.1GHz(ターボモードでは4.1GHz)となる。
Intelが「VR対応マシン」と呼ぶこの最新のNUCは、「Thunderbolt 3」(40Gbps)、USB 3.1 Gen2(10Gbps)、およびDisplayPort 1.2に対応するUSBポート2基、コンシューマー赤外線ポート1基を搭載。さらに、SATA3またはPCIe x4 Gen3 NVMeまたはACHI SSDに対応するM.2 22 x 42/80(key M)スロット2基、RAID 0およびRAID 1対応SDXCスロット1基、およびメモリに最大32GバイトのデュアルチャネルDDR4-2400+ SODIMM RAMを備える。
どちらのNUC製品も、ギガビットEthernetポートを2基搭載するほか、前面と背面にHDMIポートを備え、VRヘッドセットのプラグアンドプレイに対応している。同時に接続できるモニタの数は最大6台だ。
最新版NUCのサイズは221×142×39mmで、「ベアボーンキット」として発売される。2018年の春ごろに出荷される予定だ。
(情報開示:本記事を執筆したCorinne Reichert記者は、Intelの招待によりCES 2018を取材した)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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