NTTドコモと日本テレビの共同出資によるコンテンツファンドD.N.ドリームパートナーズは12月11日、VRを使ったアトラクション型プラネタリウム「MEGASTAR JOURNEY Powered by ABAL」の開催を決定した。2018年1月27日〜4月9日にかけて、同年12月に開業60周年を迎える東京タワーで実施する。ローソンチケットで12月13日から前売りを開始。価格は日付指定で大人・子ども共に税込1800円。
このアトラクションは、「宇宙空間に飛び出し全身で星の海を感じる」「友達や恋人と青く輝く地球を眺めながら月面を散策する」など、自らの脚で広大な宇宙を旅できる体験型のプラネタリウム。高精細に再現された宇宙空間を自由に歩き回ったり、ヘッドマウントディスプレイを装着したまま実在のものに触れたりできる。また、体験者同士での握手やハイタッチができたりと、リアルとバーチャルのシームレスなVR体験を実現しているという。
物語は、開業60周年を迎えた東京タワー地下から「時空エレベーター」という謎の乗り物が発見されたところから始まる。時空エレベーターは研究・解析のため、宇宙開発の第一人者トム・ジョーンズ氏にひきとられ、後日、トム氏自身の管制により、東京タワーでの再起動が行われることとなった。体験者たちは、時空エレベーターの制御用アンドロイド=時空エレベーターガール「エリカ」とともに、銀河系周遊の旅路につく。ガラス張りのエレベーターから見える景色は、東京タワー周辺の街から星空、宇宙空間へと移ろい、到着したのは月。月から見渡せる星の海や青く輝く地球を眺めながら散策を楽しむが、突如、警報音が鳴り響き……。
企画・監修は、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏が担当。大平氏は、レンズ投影式プラネタリウムを学生時代に個人で完成させた人物だ。2004年に「最も先進的なプラネタリウム投影機」としてギネスに登録された「MEGASTAR」シリーズは、世界各国の施設に導入されている。コンテンツ制作は、ABALが担当。バーチャル空間における自由な歩行・体験者同士のコミュニケーションを可能にした。
なお、時空エレベーターに登場した体験者を宇宙へと導く時空エレベーターガール(ナビゲーター)のエリカ役(CV)に声優の林原めぐみさん、地上から時空エレベーターを制御する管制官のトム役(CV)に声優の小山力也さんを起用しているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」