研究者、プロセッサメーカー、コンピュータ企業のいずれも、ハッカーがこれらの脆弱性を使ってコンピュータを攻撃した例はまだないとしている。だが、設計上の欠陥の詳細とそれらを悪用する方法が公開された今、ハッカーがこれを悪用する可能性ははるかに高まった。
良い知らせは、脆弱性を使うにはハッカーは個々のコンピュータに悪意あるソフトウェアをインストールする必要があることだ。つまり、コンピュータの機密情報を盗むために攻撃を仕掛ける前に、まずターゲットを選び、1台ずつソフトウェアをインストールしなければならないということだ。
プロセッサメーカーやコンピュータメーカーがソフトウェアアップデートが配布されたら、それらをすぐにインストールすべきだ。また、ハッカーがこの脆弱性を利用するためにはあなたのコンピュータに悪意あるソフトウェアをインストールする必要があるのだから、それを阻止するために最善を尽くすべきだ。
つまり、ウェブブラウザや(もしまだ使っているなら)「Flash」をはじめとする、コンピュータにインストールしてあるすべてのソフトウェアを最新の状態にしておくべきだ。その上で、セキュリティソフトを実行することで、自分のコンピュータに悪意あるソフトウェアが潜んでいないかを確認しよう。
最後に、フィッシングメールに注意しよう。リンクをクリックさせて悪意あるソフトウェアをダウンロードさせるフィッシングメールは、いまだにハッカーが被害者のコンピュータに侵入するために使う手口のナンバーワンだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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