Amazonは、音声駆動デジタルアシスタント「Alexa」を一般家庭に浸透させるという目標をやすやすと達成しているようだ。
オンライン小売大手のAmazonは米国時間12月26日、このホリデーシーズンに世界中で「数千万台ものAlexa対応デバイス」を販売し、Alexaの売上高は過去最高を記録したことを明らかにした。アイスホッケーのパックのような形をしたスマートスピーカ「Echo Dot」が、このホリデーシーズンに最も売れたAmazon製品で、「Amazon全体のすべてのカテゴリにおけるすべてのメーカーの製品の中で、最も売れた製品」だったと同社は述べた。
2017年は「過去最高のホリデーシーズン」となったとも述べたAmazonはさらに、同社サービスにおいても著しい成長が見られたことを明らかにした。わずか1週間で400万人を超える人々が、「Prime」の無料体験を開始または有料会員に登録したという。
Alexaデバイスの成長は、スマートスピーカ市場におけるAmazonの優位性を表している。GoogleとAppleの両社が、同市場で成果を上げたいと考えている。Alexaは、Amazon製品以外にも、自動車、スマートフォン、DVRといった多数の製品に組み込まれている。
いつものことながら、Amazonのプレスリリースには具体的な数値があまり記載されていない。それでもAmazonがこのホリデーシーズンに大成功を収めたことは確かで、小規模企業や個人販売者が「10億品目を超える」注文を受けるという記録的な業績を上げた。
同社は、ホリデーシーズンに「Amazon Music」で最も流れた楽曲も挙げている。最も再生回数が多かったアルバムはマイケル・ブーブレの「Christmas」、最もストリーミング回数が多かった楽曲はマライア・キャリーの「All I want for Christmas is You」だったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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