and factoryは、「IoTスマートホーム」を用いた生活モニタリング実証実験を開始すると発表した。IoT機器やセンサで住む人の生活を丸ごとスキャンするという。
IoTスマートホームは、and factoryが、横浜市、NTTドコモらとともに立ち上げた「未来の家プロジェクト」の一環として実施するもの。新たに相鉄グループと富士通コネクテッドテクノロジーズが加わった。
実証実験では、IoTスマートホームに被験者が1週間居住し、温度、湿度、照度など室内環境センシングと、食事、活動量、睡眠など生活状態センシングをし、センシングデータを居住者にフィードバックすることで健康に対する意識変化や行動変容について評価をするというもの。ドアの開閉記録やIoT家電の使用状況などを解析し、日常の生活パターンとの比較により、離れて暮らす家族を安心して見守ることができる環境づくりについても評価、検証をする予定だ。
実証期間は12月25日から2018年2月28日まで。神奈川県横浜市にあるそうてつローゼンミニさちが丘店の敷地内で実施する。IoTスマートホームでは、室内環境、バイタルデータ、生活動線、スマートフォンを利用したアプリや対話による家電の一元操作、センシングした情報の可視化などができるとしている。
今後は、今回得られた成果をもとに、条件や場所を変えて実験をしていくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」