VR ZONE「エヴァンゲリオンVR」がアップデート--“暴走”や「MarK.06」を追加

 バンダイナムコエンターテインメントは12月22日、VR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」で稼働しているVRアクティビティ「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」について、12月27日にバージョンアップを行うと発表した。「エヴァの暴走」の追加や4人協力プレイの対応、戦闘バランスの見直しを行う。

「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」がアップデートし、タイトルも改題。導入に先駆けて体験した
「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」がアップデートし、タイトルも改題。導入に先駆けて体験した

 本作はアニメ「エヴァンゲリオン」をテーマにしたVRアクティビティで、エントリープラグ内部のコクピット(魂の座)をVRと専用体感マシンで再現しているのが特徴。エヴァ正規パイロットが不在のなかで、プレーヤーはNERVに選ばれた臨時パイロットとして自ら搭乗し、使徒と戦闘を行う内容となっている。

「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」
新バージョン「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」イメージ

 バージョンアップにあわせて、タイトルを「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」と改題。まずはタイトルの通りに、エヴァの暴走シーンを追加する。これは使徒との戦闘における勝利演出となっており、制御不能で暴走した状態をコクピットの視点から見ることができるというもの。

暴走状態のイメージ
暴走状態のイメージ

 そして、これまでの「初号機」「零号機」「2号機」に加え、新たに「MarK.06」が登場し、最大4人での協力プレイが可能。また戦闘バランスを見直し、なかなか倒しにくいとされていた使徒を倒しやすい難易度に変更した。細かいところではコックピット内の演出も強化しているという。

「MarK.06」が登場
「MarK.06」が登場

 開発陣によれば、まず暴走状態を体験したいという声が非常に多かったことを挙げた。またMarK.06の登場は要望が多かったこともさることながら、来場者の多くが2人組や4人組であるため、3台用意していても1台空いてしまうことが多かったとのことで、最大4人とすることにより、回転率の向上ならびに待ち時間の短縮につなげる狙いがあるという。

 戦闘バランスについては、これまでのクリア率は実に1%以下、1日に1組出るかどうかぐらいと表現するような状態が続いていたと説明。もともと3人協力プレイを前提にした高めの難易度に固定していたことに加え、前述のように2人で挑むプレーヤーが多いため、使徒を倒すのが相当困難な状況になっていたという。バージョンアップでは、クリア率を50%と想定するぐらいに緩和し、出撃する人数に応じた難易度変更にも対応。これで使徒を倒す感覚を味わってほしいとしている。

 
4人協力プレイの様子
4人協力プレイの様子

 筆者も実際に体験したが、開発者を交えない初心者のグループでもぎりぎりながら使徒を倒すことに成功。暴走シーンは制御不能であるため見ているだけとなるが、コックピット視点からでは新鮮に映る。また今回は手にする武器によっても振動が異なっていていたり、これまでのVRアクティビティにはなかった、作中のBGMを要所要所で流す演出もあり、それがさめる要因にはならずに、むしろより気分を高揚させるように使われているため、より世界観に入っていけると感じた次第だ。

 利用料金に変更はなく、入場料と4種類のVRアクティビティチケットがついたセットチケットとなる「1Day4チケットセット」(4400円)を購入し、BLUE Ticketを使用することで体験ができる。

バンダイナムコエンターテインメントの開発陣。本作の開発チーフを務めた井本一史氏(中央)と、VR ZONEのプロジェクトを主導する“コヤ所長”こと小山順一朗氏(右)と、“タミヤ室長”こと田宮幸春氏(左)
バンダイナムコエンターテインメントの開発陣。本作の開発チーフを務めた井本一史氏(中央)と、VR ZONEのプロジェクトを主導する“コヤ所長”こと小山順一朗氏(右)、“タミヤ室長”こと田宮幸春氏(左)

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