ソニーとソニーセミコンダクタソリューションズは12月19日、小型化を実現した1/2型でVGAの解像度をもつ裏面照射型Time of Flight(ToF)方式距離画像センサ「IMX456QL」を商品化したと発表した。ロボットやドローン、VRなどの市場で、ジェスチャー認識や物体認識、障害物検知のため活用するという。
ToFセンサは、小型で正確な距離画像の取得ができるセンサーが求められており、新センサは、10µm角画素の開発により小型を実現。遠距離から近距離まで高精度な測距を可能にすることで、これらの領域における応用の幅を広げる。
反射光信号の読出し精度を上げるための画素技術と、裏面照射型CMOSイメージセンサの画素技術を融合させることで、集光効率の向上と、測距のための高速な処理を可能にしているとのこと。従来のToF方式では距離の測定が難しかった約10mの遠距離においては、感度を高める駆動モードの搭載により、高い検出率を実現でき、約30cmから約1mの近距離では、VGAの解像度で高精度な距離画像の取得ができるとしている。
2018年4月からサンプル出荷を開始し、量産出荷は11月を予定。税別サンプル価格は3000円になる。
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