ミクシィ、ヘルスケア事業に参入--介護予防向けサービス提供、コミュニティ形成も

 ミクシィは12月14日、「株式会社スマートヘルス」を設立し、ヘルスケア事業に参入すると発表した。代表取締役は荻野泰弘氏で、ミクシィでは取締役を務める。

 超高齢化社会を見据えた事業という。日本では、社会保障給付費(年金、医療、福祉、介護に係る費用)の増大により国の財政を圧迫することが社会問題になっている。

 スマートヘルスでは、社会保障給付費削減に向けた取り組みとして推奨される介護予防に着目し、ミクシィで培ったコミュニケーション設計のノウハウと融合させた新しいヘルスケア業態を展開する。

3つの事業を展開
3つの事業を展開

 具体的には、健康寿命の延伸に向けて(1)身体状態の評価、(2)評価した結果から、サービス利用者の状態にあった運動プログラムの提供、(3)サービス利用者間でチャレンジする目標の設定やコミュニティ形成など、ミクシイで培ってきたコミュニケーションを生かした運動を継続しやすい環境作り──の3点をベースにした事業を進める。

 今後は研究機関との連携も視野に入れ、サービスを提供する実店舗のオープンや、ヘルスケアアプリの提供、サービス利用者のPersonal Health Recordを蓄積したデータベースの構築など、多角的なアプローチで日本の健康寿命延伸に取り組むとしている。

サービスイメージ
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