ミクシィは11月8日、2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。累計で売上高は932億5600万円(前年同期比で7.6%増)、営業利益は369億900万円(同7.7%増)、経常利益は371億1700万円(同9.8%増)、純利益は251億4400万円(同9.9%増)となった。四半期ベースでは売上高450億2700万円、営業利益166億9900万円、経常利益169億8600万円、純利益114億3000万円で、前四半期からは減収減益となっている。
主力ゲームタイトルである「モンスターストライク」を擁するエンターテインメント事業では、売上高が前四半期の449億8100万円から、412億7100万円へと減収。季節変動で例年第2四半期は減収の傾向があるため想定内の動向とし、前年同期比で見ると増収となっていることから、堅調に推移しているという。
リアルイベントをはじめとしてさまざまな施策を展開するなか、月額会員サービス「モンパス」の展開を9月から開始。モンストのゲーム内やリアル店舗の「XFLAG STORE SHIBUYA」で特典が受けられるサービスとなっている。同日に行われた決算説明会で、ミクシィ代表取締役社長の森田仁基氏は、サービスを開始して間もないことから「サービスの内容やアピールもまだこれから」という段階だとしつつ、「相当な規模のユーザーに加入していただきたいと考えているので、サービス内容の充実と拡大を図っていく」と説明した。
このほか6月配信した新作「ファイトリーグ」については、年末に向けた大型アップデートの準備を進めている段階であるとし、その施策を待ってプロモーション展開などを図っていく考えを示した。
傘下のフンザが運営する「チケットキャンプ」などを擁するメディアプラットフォーム事業は、売上高が前四半期の32億4700万円から37億5500万円へと増収。サロンスタッフに特化したアプリ「minimo」(ミニモ)や、家族アルバム「みてね」など各サービスが売り上げを拡大したとし、「かなりいい成長ができている」(森田氏)と説明した。
2018年3月期通期の業績予想に変更はなく、売上高2000億円、営業利益と経常利益はそれぞれ700億円、純利益は480億円を見込む。
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