東日本旅客鉄道(JR東日本)とディー・エヌ・エー(DeNA)は12月13日、DeNAが提供する個人間カーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」を活用して、JR東日本レンタリースの保有車両を無人で貸し出すサービスの実証実験を、12月18日に開始すると発表した。
Anycaは、クルマをシェアしたいオーナーと、必要な時に好みのクルマを使いたいドライバーをマッチングするサービス。2017年9月時点で、都内を中心に9万人以上の会員がおり、国内外の乗用車など3500台以上のクルマが登録されているという。クルマの種類も、スポーツカーや旧車、痛車など幅広い。
両社では、カーシェアリングが普及する中、より手軽に利用できる駅からの“二次交通”を整備することで、利用者の利便性向上や地域の活性化につなげたいとしている。今回の実証実験では、通常対面で行っているレンタカーの貸出手続きを無人化し、利用ニーズや利便性について検証する。
具体的には、カーシェアリングサービスのAnyca上で、JR東日本レンタリースが所有する車両と、利用したい希望者をマッチングする。無人貸出の車両を利用したい希望者は、Anycaのスマートフォンアプリで事前に車両を検索・予約し、クレジットカードで決済する。
今回利用できる車両には、アプリで車両のドアの解錠・施錠ができるスマートキーデバイスを搭載しており、対面での手続きなしに車両の乗り出しや返却が可能になる。
実施期間は、2017年12月18日〜2018年6月末。新潟、長岡、越後湯沢、新白河、福島、郡山のJR東日本レンタリースの店舗で各1台(提供車両は日産NOTE)を貸し出す。料金は、24時間で4000円から(地域、時期によって異なる)。
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