エン・ジャパンは12月8日、社員の離職リスク可視化ツール「HR OnBoard」(オンボード)のサービス提供を開始した。
このツールは、主に入社1年以内の社員が離職する兆候を可視化し、具体的な対策をアドバイスするというもの。毎月3問ずつ、1年間にわたって新卒・中途採用で入社した社員へ質問を送信。社員が月ごとのコンディションをオリジナルスタンプで回答することにより、社員ごとに状況を分析し「晴れ・曇・雨」で表現。企業側の離職リスクの早期発見、フォロー実施にまでつなげるという。
アンケート設問は3000社以上の中途社員・新入社員における退職予兆のビックデータを分析し考案。設問内容は、入社からの経過月ごとに最適なものが提示される。HR OnBoardを管理する担当者のタスクは、入社者の名前や入社日といった基本情報を、専用管理画面に入力するだけ。あとは適切なタイミングで対象者へアンケートが自動送信される。社員ごとのコンディションや、入社者フォローの実施内容、タイミングも管理画面上で瞬時に把握することができ、業務工数を削減したうえ、本来重要な対面でのフォローに割ける時間を生み出すという。
離職リスクの可視化だけではなく、HR OnBoardが結果を分析したうえ、入社者のコンディション変化に応じた推奨アクションを管理画面上で解説する。
サービスの利用料金は入社者3名分まで無料で、4名以降は1名につき年間1万円となっている。
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