「Googleスプレッドシート」アプリに機械学習と人工知能(AI)の新しいツールが追加される。スプレッドシート内の大規模なデータセットを、ユーザーが簡単に操作できるようにすることを目的とする。
主要な追加機能の1つは、ピボットテーブルの作成に関するものだ。この強力なデータ分析ツールは、大規模で詳細なデータセットから洞察を導くために使われるが、その作成は難しい作業となる場合がある。
AIの搭載によりGoogleスプレッドシートは、簡単な自然言語による質問に基づいてピボットテーブルを提案するようになる。また、ピボットテーブルを1から作成する場合には、複数の関連するテーブルを提案するようになる。セルに「=」を入力するだけで関数を提案する機能も追加される。
Googleスプレッドシートの製品マネージャーを務めるBeri Lee氏によると、今回の更新には、同製品に2016年に導入された「Explore(データ探索)」機能を基とする新しいユーザーインターフェースも含まれており、それによってユーザーはアプリ内で自然言語検索を実行することができるという。
「2016年には『Explore』をGoogleスプレッドシートに導入し、機械学習の力を利用してユーザーが簡単にデータを解釈できるようにした。そしてそれ以降、企業のデータをインテリジェントに視覚化して共有するためのさらなる手段を追加してきた」とLee氏はブログの記事で述べた。
ピボットテーブルに関する更新に加えて、同アプリではウォーターフォールチャートの作成が簡素化されるほか、フォーマット済みデータファイルのインポートが高速化される。
これらの新機能は「今後数週間のうちに」提供されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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