VRに対応。川島氏は「今回、Ingress PrimeがUnityに対応したことで、さまざまなリアリティなデバイスに対応できるようになりました。バーチャル・リアリティ(VR)にも高い関心を持っていますが、VRの問題点は自分の世界が完全に外の世界と切り離された中で体験することです。たとえば、隣に座っていても何をしているかわからないですし、外の世界とまったくつながっていないので、そうした世界にはしたくないと思っています。Nianticなりに新しいテクノロジをどのように使っていくかの挑戦になります。Ingressは、さまざまな実験をする場所でもあります。今回着目したのは、作戦をするときに必ず司令官がいることです。彼はコンピュータの前に座って現地で戦っている、もしくは参加しているプレイヤーとコミュニケーションを取りながら、『あそこへ行け』『ここのポータルを獲得しよう』『米国のエージェントと連携してリンクを張るタイミングをとる』など、Ingressのプレイの中では大事な部分です。こういった部分を、3年先とか4年先とか、インテルマップを担当している人はどういうふうにIngress Primeの中で活動するのかを考えたときに、われわれだったらこうなるんじゃないか、という回答の1つとして、VRの世界でIngressをプレイできるものを開発しています。いずれはダウンロードして使えるようにしたいと思ってます」と説明。