米国時間11月5日、Devin Patrick Kelley容疑者は米テキサス州サザーランドスプリングスの小さな教会に徒歩で侵入し、日曜の礼拝に来ていた人々に向かって発砲した。このテキサス州史上最悪の銃乱射事件で、Kelley容疑者は26人を殺害し、20人にけがを負わせた。事件の後、同容疑者の自動車を調べていた捜査官は、血痕の付いたAppleの「iPhone SE」を発見した。
同州公安局の法執行機関であるTexas Ranger Division(テキサスレンジャー部)は、そのiPhone SEのデータにアクセスしようと試みており、Appleに開示を要請する捜査令状を出した。
San Antonio Express-Newsが入手した裁判所記録によると、Kelley容疑者のiPhone SE内に保存されたデータと、Appleのサーバ上に存在するかもしれない同容疑者アカウントの「iCloud」データを要求する捜査令状は、11月9日に許可されたようだ。捜査当局がKelley容疑者のデータの取得に既に成功したかどうかは不明である。
法執行機関からのデータ提供要請に対するAppleのポリシー(米国版)は、「相当な理由の提示後に捜査令状が発行された場合に限り、コンテンツを提供する」というものだ。同社は過去に、2015年のカリフォルニア州サンバーナディーノ銃乱射事件の犯人の1人が所有していた「iPhone」のロック解除要請をめぐって、米連邦捜査局(FBI)と衝突したことがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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