ソフトバンク傘下のBoston Dynamicsは、開発を進めている人型ロボット「Atlas」の最新デモ映像を公開した。ビデオには、2足歩行するロボットが箱に飛び乗ったり、箱から後ろ宙返り(バク宙)して床に飛び降りたりするようすが収められている。
Boston Dynamicsは、馬のように動く4足歩行ロボットやAtlasで知られるロボット開発企業。2013年にGoogleに買収された後、親会社のAlphabet傘下となり、2017年にソフトバンクグループ(SBG)子会社となった。
Atlasは、2本の脚と腕、胴体、頭で構成され、人間とよく似た形をしたロボット。腕、胴体、脚を連携させて制御するシステムにより、比較的小さな設置面積でありながら、大きな機動性を備えている。安定性にも優れ、荒れ地でも人間のように歩ける。押されても倒れにくく、倒れても自力で立ち上がれる。その動作は、映画「ターミネーター」で描かれたロボットのようだ。
高さは1.5m、重さは75kg、バッテリで駆動し、関節数は28。自動運転車などにも利用されるレーザー光による距離計測センサLiDAR(ライダー)と、ステレオ画像センサを搭載し、周囲のようすを認識できる。11kgの物を搭載可能。
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