Intelが米国時間11月16日に発表した一連の製品は、現行のネットワーク技術を高速化したバージョンである「ギガビットLTE」によって、モバイル分野での飛躍を後押しするだけでなく、「iPhone」の2018年モデルの改良にも役立つかもしれない。
Intelの取り組みにより競争が激化することで、スマートフォンのコストが下がり、技術の進歩が速まる可能性がある。
Intelが準備している通信チップは次の通りだ。
Intelでコネクテッド製品担当ゼネラルマネージャーを務めるChenwei Yan氏によると、同社はXMM 8060のプロトタイプで初の5G通信に成功したという。XMM 8060は、これまで使われていた周波数6GHz未満の電波だけでなく、5Gの特徴である28GHz帯の新たな「ミリ波」もサポートする。
Yan氏は、これが28GHz帯でなされた「本物の5G通信だ」として、「5Gが実現したことを証明するものだ」と述べている。
Intelは、今後のスマートフォンに搭載される予定のXMM 7560チップをすでに発表済みだが、このほどプロトタイプでギガビットLTE通信に成功したと述べた。XMM 7560はCDMAのサポートも追加する。
なお、QualcommはすでにギガビットLTEをサポートしており、複数の「Android」スマートフォンで採用されている。
Yan氏によると、Intelは5G対応のXMM 8000シリーズを、スマートフォンに加えて他のデバイス向けにも販売する計画だという。そうしたデバイスには、PCやホームネットワーク向けブロードバンド通信機器が挙げられるほか、いずれは自動車も対象となる。さらにIntelは5G対応スマートフォンだけでなく、あらゆるネットワーク機器や通信事業者が運用しているデータセンターにもチップを供給したいと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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