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オーディオ5ブランドが手を組む“異色”のキャンペーン--ホームシアター市場底上げへ

加納恵 (編集部)2017年11月16日 13時02分
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 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン、ディーアンドエムホールディングス、ヤマハミュージックジャパン、ビデオマーケットの4社は11月15日、対象のホームシアター製品購入で新作映画約10本が視聴できるキャンペーン「映画を聴こうプロジェクト」を開始したと発表した。オーディオ協会が後援しているほか、ドルビーラボラトリーズが協賛企業に名を連ねる。


左から、ドルビージャパンシネマ&コンテンツソリューション部部長の尾崎卓也氏、ビデオマーケット代表取締役社長の高橋利樹氏、ヤマハミュージックジャパンAV・流通営業部 部長の野口直樹氏、ディーアンドエムホールディングス 代表取締役ジャパン・セールス&オペレーションプレジデント兼APAC CFOの中川圭史氏、オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン 代表取締役社長の荒木健氏、日本オーディオ協会 会長 校條亮治氏

 キャンペーンでは、2018年1月24日までに対象オーディオ製品をご購入し、12月1日から2018年2月7日の期間中にウェブサイトから応募した人すべてに、5000円相当のビデオマーケット動画視聴ポイントまたは「Chromecast(クロームキャスト)」と1000円相当のビデオマーケット動画視聴ポイントをプレゼント。対象になるのは、オンキヨー、デノン、パイオニア、マランツ、ヤマハブランドのAVレシーバ、サウンドバー、サラウンドシステムの全36モデルになる。

 各社個々のキャンペーンはこれまでも実施してきたが、会社をまたぎ開催するのは珍しいケース。この背景には「残念ながら現状は頭打ち状態にある」(一般社団法人 日本オーディオ協会会長の校條亮治氏)と言われるホームシアター事情がある。校條氏は「競合メーカーなので、普段はなかなか手の内を明かしにくい関係にあるが、あえてそうではなく、日本の映画を楽しむ人に向けて感動をしっかり届けていきたい」と続けた。

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン代表取締役社長の荒木健氏は「3社は競合だが、普段から敵対視しているというより、情報交換をするような関係にある。今回はその延長線上として、斬新で面白い企画ができた」とコメント。


オンキヨーでは、AVレシーバ「TX-NR676E」、シアターシステム「BASE-V60」など5モデルが対象

パイオニアでは、AVレシーバ「VSX-832」、サウンドバー「FS-EB70」など9モデルが対象

 ディーアンドエムホールディングス 代表取締役ジャパン・セールス&オペレーションプレジデント兼APAC CFOの中川圭史氏も「常日頃マーケットシェアを取り合っているブランド同士だが、今回はいい意味での談合をやり、マーケットシェアを追いかけるのではなく、マーケット時代を元気にしていきたい」とした。


デノンでは、AVレシーバ「AVR-X1400H/X4400H」など5モデルが対象

マランツでは、AVレシーバ「NR-1608」「SR-8012」の2モデルが対象

 ヤマハミュージックジャパンAV・流通営業部部長の野口直樹氏は「年末キャンペーンは今まで単独で実施することが多かったが、ホームシアター市場を活性化するにはどうしたたいいのかと考えた時、業界全体で盛り上げないといけないと考えた」とそれぞれの思いを話した。


ヤマハでは、AVレシーバ「RX-V583」、サウンドバー「YSP-2700」など15モデルが対象

 動画コンテンツを提供するビデオマーケットは、現在18万本(見放題作品2万5000本を含む)を提供する動画配信サービス。大画面テレビ向けに独自の超高画質エンコード技術「UHQ(ウルトラ・ハイクオリティ)エンコード」を開発し、BDに迫る高画質配信を実現。9月からはドルビーアトモス対応のコンテンツ配信も手がける。

 ビデオマーケット代表取締役社長の高橋利樹氏は「5大オーディオブランドと一緒にキャンペーンができるようになり、動画配信としては次のステップに入ってきたと感じる。現時点でドルビーオーディオ対応作品は60を超えており、今後はドルビーアトモス対応作品を増やす予定でいる」と高画質、高音質コンテンツの提供にも積極的だ。

 校條氏は「今回はあえて『映画を聴こう』というタイトルをつけた。ここには大きな思いがある。企業の枠を超え、思いを同じにして感動を届けたい」とキャンペーンの役割を話した。


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