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スマホは「インテリジェントフォン」に進化する--ファーウェイが語るAIの可能性 - (page 2)

Corinne Reichert (ZDNet.com.au) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年11月16日 07時30分
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 ファーウェイは、スマートフォンのイノベーションを促進する上でAIが重要な役割を果たすと8月にも語ったが、2年前に開催されたInnovation Day Asiaでは、すでに「スーパーフォン」の到来を予測していた。同社はAI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングの発展を活用して、2020年までにスーパーフォンを開発すると述べていた。

 しかし、AIはスマートフォンを根本的に変えるだけではない。従来の産業がますますデジタル化するにつれて、それらの産業全般でユーザー体験とビジネス体験を変革するものでもある、とZhang氏は言う。

 このようにAIに将来を見いだそうとしている業界の1つが石油ガス産業だ。例えばMalaysia Petroleum Resource Corporation(MPRC)のCEOを務めるShahrol Azral Ibrahim Halmi氏は、これまでのような企業同士の競争から脱却するよう各社に呼びかけている。そうすれば、相互のデータセットを共有してそこから学び、AIの真価をフルに活用できるようになるからである。

 「AIの価値はデータセットにある」。Huawei Innovation Day 2017で、Halmi氏はそう主張した。

 「Teslaが(その業界を)これまでリードしてきたのは、自律型自動車のデータセットが、他の自動車メーカーと比べて膨大だからだ」(Halmi氏)

 中国の自転車シェアリングのスタートアップ企業ofoを共同創業したXue Ding氏も、同じようにAIを同社ビジネスの「重要なテーマ」と考えている。同社は、10月にオーストラリアでも自転車シェアリング事業を立ち上げたところだ。

 Ding氏によると、AI活用の一例として、同社のアプリは天気予報から情報を取得しているという。その情報に基づいて、雨が降る前に帰宅できるように自転車をレンタルすべきかどうか、ユーザーに提案するのだ。

 「あらゆるものが、データ収集の端末になる」ことから、AI、5G、モノのインターネット(IoT)が日常生活のインフラになるのだとDing氏は言う。

 2017年に入ってから、ofo、China Telecom、ファーウェイの3社は、ファーウェイのOpenLabを利用してナローバンドIoT(NB-IoT)のスマートロックを共同開発した。このときDing氏は、AIとIoT技術のさらなるコラボレーションを奨励している。

 Ding氏によると、ofoは現在、1日に約3200万件の注文を処理しているという。保有する自転車は1000万台、ユーザー数は2億人に達し、17カ国で、毎秒370件ずつの注文をこなしているのだ。その一方で、同社は二酸化炭素排出量を全世界で220万トン近くも削減している。

 また、ファーウェイの輪番CEOであるGuo Ping氏もInnovation Dayに登場し、4階層から成るデジタル変革の中でAIは最上層にあると語った。

 「第1層がITインフラで、これがデジタル経済の基盤となっている。第2層はセキュリティで、物理世界にもデジタル世界にも当てはまる。セキュリティは今後の開発に欠かせない」(Ping氏)

 「第3層では、業界のデジタル化を支援する環境を構築する。堅固なプライバシー保護の基盤の上に立つ第4層、すなわち最上層によって、より幅広い情報共有が可能になる」(同氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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