イスラエル企業、アップルを特許侵害で提訴--デュアルカメラ技術めぐり

Anne Dujmovic (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 高森郁哉 (ガリレオ)2017年11月08日 10時19分

 イスラエルの新興企業がAppleを相手取り、自社のデュアルカメラ技術を許可なく使用したとして提訴した。

 原告のCorephotonicsは、Appleが「iPhone 7 Plus」と「iPhone 8 Plus」でCorephotonicsの特許技術を無断で使用したと主張している。Reutersの記事によると、訴状は米国時間11月6日にカリフォルニア州サンノゼの連邦裁判所に提出されたという。

 テルアビブに本拠を置くCorephotonicsは訴状の中で、同社の最高経営責任者(CEO)であるDavid Mendlovic博士がAppleと提携について交渉したものの、最終的にライセンス契約を結ぶには至らなかったと主張している。

 「Appleの交渉責任者はCorephotonicsの特許を軽視する態度を示し、Mendlovic博士と他の従業員に対して、たとえAppleがこの特許を侵害したとしても、Appleが何がしかを支払わなければならなくなるまでには、何年もの時間と何百万ドルを訴訟に費やすことになると述べた」(Corephotonics)

 この件についてAppleとCorephotonicsにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

 Appleがデュアルレンズカメラ技術をiPhone 7 Plusに搭載したのは、2016年のことだ。ただし、デュアルレンズカメラを採用しているスマートフォンメーカーはAppleだけではない。サムスン電子の「Galaxy Note8」、Motorola Mobilityの「moto z2 force edition」、LG Electronicsの「V30」、OnePlusの「OnePlus 5」といったデバイスもデュアルレンズカメラを搭載している。また、この機能が初めて登場したのは、2011年に発売された「HTC EVO 3D」だった。


提供:Óscar Gutiérrez/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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