ハーマンインターナショナルは11月8日、ハイエンドオーディオブランド「REVEL(レベル)」と「Mark Levinson(マークレビンソン)」に新製品を発表した。REVELブランドの認知向上とMark Levinsonブランドの再構築を目指し、製品保証期間を現在の2年から5年に延長する。
REVELは、JBLの技術協力から生まれた米国のスピーカブランド。Mark Levinsonに並ぶようなブランドを立ち上げたいという思いから1996年に設立した。
2013年に「PERFORMA3」シリーズ、2016年に「CONCERTA2」シリーズを発表。新モデル「PERFORMA Be」は、ベリリウムを採用した新開発トゥイータを搭載。ブックシェルフ型の「M126Be」とフロア型の「F228Be」の2モデルをラインアップする。
M126Beは、165mmのDCC(Deep Ceramic Composite Cone Technology)ウーファと25mmのベリリウム・ドーム型トゥイータを搭載した2ウェイモデル。DCCは従来の3倍の剛性を実現した先進のユニット設計になる。
F228Beは、200mmのDCCウーファを2つと、130mmのDCCミッドレンジ、25mmのベリリウム・ドーム型トゥイータを搭載した3ウェイモデル。一新したユニット設計により低歪、高ダイナミックレンジを実現する。両機種ともに2018年春の発売を予定。価格は未定としている。
Mark Levinsonブランドでは、インテグレーテッドアンプ「No585.5」を発表。完全ディスクリートのAB級パワーアンプは、出力200W/chを実現。上位機「No523/526」に採用されているものと同じ「PURE PHONO PREAMP」を搭載する。発売は2018年初旬を予定。税別価格は160万円になる。
ハーマンインターナショナルでは、新製品発売を受け、JBL6機種、Mark Levinson9機種を含む、ハイエンドオーディオ製品の製品保証期間を5年へと延長。あわせて大型スピーカの出張修理体制も、現在の50kg超から、30kg超へと引き下げる方針を示した。また修理も最寄りのサービス代行店に加え、ハーマンインターナショナルが直接サポートする体制も整える。
6月に就任したハーマンインターナショナル代表取締役社長のトム・メッツガー氏は「1987年に来日したとき、小売店で売られているハイエンドオーディオの音を聞き、そのクリアで忠実な再現力に本当に驚いた。その感動は今でも覚えている。あの時から30年が経過し、ハーマンインターナショナルの社長として、オーディオの話しができることを嬉しく思う。ハイエンドオーディオの世界や30年前と比べ少しも衰退していない。むしろ、高まっていることに喜びを感じている」とコメントした。
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