レノボ、Skylake-SP世代の最上位ワークステーション「ThinkStation P920」

 レノボ・ジャパンは11月7日、法人向けハイエンド・ワークステーション「ThinkStation P920」と「ThinkStation P720」を発表した。


 ThinkStation P920とThinkStation P720は、Skylake-SP世代の最新CPU、インテル Xeon スケーラブル・プロセッサを搭載。デュアルソケットで最大56コア/112スレッドでの高速処理を実現する。グラフィックスには、Pascal世代の最新GPU、NVIDIA Quadro P6000が選択可能。また、6チャネルメモリに対応し、データ転送速度を6倍まで高速化。マザーボード上にはM.2 SSD(PCIe NVMe)を2TBまで装着でき、背面のPCIeスロットを利用することなく、ストレージの確保が行える。さらに、同社独自のストレージベイ「FLEXトレイ」を標準で2基用意する。

 初期導入済みOSは、Windows 10 Proに加えて、Windows 7 Professionalもサポート。全モデルがWindows 10 Pro for WorkStationsのデジタルプロダクトキー(ライセンスキー)を搭載しており、上位エディションにアップグレード可能。その他、アップデートモジュールを利用することで、CPUによるRAIDの構築が可能。

 システム稼働時に診断を行う「ThinkStation Diagnostics」、システムダウン時にスマートデバイスを活用して診断を行う「Lenovo PC Diagnostics」という2つのシステム診断機能を備えている。

 同社によると近年、デジタルコンテンツの制作現場では、4K8K映像の編集やフォトリアルなCGレンダリングなど、データの大規模化に加え、リアルタイム性が追求されているという。また、製造業においても、より高度な解析・シミュレーション、VR/MR、AI/ディープラーニングの試みも始まっているが、ThinkStation P920やThinkStation P720は、こうしたクリエーターや設計者の期待に高いパフォーマンスと信頼性で応え、品質や生産性の向上に貢献する一台になっているとした。

 ThinkStation P920は、28コアCPU、インテル Xeon Platinum 8180プロセッサを搭載可能。デュアルソケットにより、最大56コア/112スレッドの高速処理を実現する。電源容量も1400Wをサポートし、高性能GPUを複数搭載しても安定した稼働が可能。

 VR Ready構成をサポートし、Pascal世代の最新GPU、NVIDIA Quadro P6000やNVIDIA Quadro GP100などを最大で3枚実装できる。余裕のある55Lシャーシを採用し、メモリを最大16本装着できるなど、高い拡張性を有する。ダイレクト価格は50万7000円(税別)。

 ThinkStation P720は、24コアCPU、インテル Xeon Platinum 8160Tプロセッサを選択でき、デュアルソケットにより、最大48コア/96スレッドの高速処理を実現した。

 VR Ready構成に対応し、GPUにはPascal世代のNVIDIA Quadro P6000、NVIDIA Quadro GP100を選択可能。36Lシャーシを採用したコンパクトで高性能なワークステーションとなる。ダイレクト価格は、47万4000円(税別)。

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