Razerは英国で現地時間11月1日、同社初となるスマートフォンを発表した。同社は10月に、大きな発表があるとのティザー広告を公開していた。
「Razer Phone」と名付けられたこのスマートフォンは、ゲーム用のデバイスではなくゲーマー用のデバイスだと、Razerのモバイルビジネス部門で製品マーケティングマネージャーを務めるEric Lin氏は述べている。
Razer Phoneを見ると、デザイン面ではRazerが1月に買収したスマートフォン開発企業、Nextbit Systemsの影響を受けているのがわかる。ディスプレイの上下に大きなスピーカグリルが配置され、指紋センサが電源ボタンの中に組み込まれたデザインは、Nextbitの「Robin」を思い起こさせるものだ。
ただし、似ている点はここまでだ。販売価格699ドルのRazer Phoneは、高性能デバイスを求めるハイエンドのスマートフォンユーザーをターゲットにしている。
Razer Phoneの仕様は以下の通りだ。
Razer Phoneには、通常はゲーム向けコンピュータを対象とするRazerの「Game Booster」プログラムが搭載されている。このプログラムを使用すると、スマートフォンをゲームプレイに最適化してくれる。
仕様を見る限り、Razer Phoneはゲーマーにとって夢のスマートフォンのようだ。ゲーム用スマートフォンは今もニッチなデバイスだが、ゲームやゲーム用デバイスに並々ならぬ思い入れを持つユーザーに受け入れられる余地がある。
Razer Phoneは、欧州と北米で予約注文の受付が11月1日から開始され、発売は11月17日の予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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