Razer、同社初のスマホ「Razer Phone」発表--120Hz駆動ディスプレイ搭載

Jason Cipriani (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2017年11月02日 11時14分

 Razerは英国で現地時間11月1日、同社初となるスマートフォンを発表した。同社は10月に、大きな発表があるとのティザー広告を公開していた。

 「Razer Phone」と名付けられたこのスマートフォンは、ゲーム用のデバイスではなくゲーマー用のデバイスだと、Razerのモバイルビジネス部門で製品マーケティングマネージャーを務めるEric Lin氏は述べている。

 Razer Phoneを見ると、デザイン面ではRazerが1月に買収したスマートフォン開発企業、Nextbit Systemsの影響を受けているのがわかる。ディスプレイの上下に大きなスピーカグリルが配置され、指紋センサが電源ボタンの中に組み込まれたデザインは、Nextbitの「Robin」を思い起こさせるものだ。

Razer Phone
提供:Razer

 ただし、似ている点はここまでだ。販売価格699ドルのRazer Phoneは、高性能デバイスを求めるハイエンドのスマートフォンユーザーをターゲットにしている。

 Razer Phoneの仕様は以下の通りだ。

  • プロセッサ:Qualcomm「Snapdragon 835」
  • ストレージ:64Gバイト+最大2TバイトのmicroSDカード
  • メモリ:8GバイトのRAM
  • ディスプレイ:5.7インチ「IGZO」液晶ディスプレイ、1440x2560ピクセル、120Hz
  • 背面カメラ:12メガピクセルのデュアルカメラ
  • 前面カメラ:8メガピクセル
  • バッテリ:4000mAh
  • 大きさ:158.5×77.7×8mm
  • OS:「Android Nougat 7.1.1」
Razer Phone
提供:Razer

 Razer Phoneには、通常はゲーム向けコンピュータを対象とするRazerの「Game Booster」プログラムが搭載されている。このプログラムを使用すると、スマートフォンをゲームプレイに最適化してくれる。

 仕様を見る限り、Razer Phoneはゲーマーにとって夢のスマートフォンのようだ。ゲーム用スマートフォンは今もニッチなデバイスだが、ゲームやゲーム用デバイスに並々ならぬ思い入れを持つユーザーに受け入れられる余地がある。

 Razer Phoneは、欧州と北米で予約注文の受付が11月1日から開始され、発売は11月17日の予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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