ラスベガス発--RazerとConsumer Electronics Show(CES)の組み合わせは往々にして楽しいが、2015年も例外ではなかった。RazerはCESで、PCゲーミングから「Android TV」ゲーミングへの転換を示したのだ。
RazerがAndroid TVを搭載する小型ゲーム機を開発していることは、2014年の「Google I/O」で広く知られることになったが、同社の「Forge TV」がついにプレイ可能な実機として登場した。その機能は予想された通りで、Googleが自社開発した「Nexus Player」とよく似た、テレビに接続する小さなパッケージだ。
Forge TVは「Android 5.0」搭載デバイスをサポートするので、手持ちのスマートフォンやタブレットをForge TVに連携させて、テレビへのミラーリング機能「Google Cast」を実行できる点も、Nexus Playerと同じだ。また、Androidのほか「iOS」「Chromebook」「Windows」と連携させて、Forge TVを遠隔操作できる。価格は100ドルを予定している。
Razer製の「Razer Serval」(米国での予定価格は80ドル)を含むBluetoothコントローラを使って、動画を再生したりゲームをプレイしたりできる。このRazer Servalは、フル機能のデュアルスティックコントローラで、Razerによると、特にAndroidのゲームに合わせて調整されているという。ただし、ランブル機能やマイクは備えていない。また、Forge TVでジェスチャーや音声コマンドを使うには、別途Razerのアプリをダウンロードする必要がある。
このコントローラ1台とForge TVのセットは、150ドルで市販される予定だ。
Razer Servalの本体にはスマートフォンを固定するクリップがあり、多くのAndroidゲームアクセサリと同様に、外出先でもゲームを楽しめる。
Forge TVは本当に小さい。「Amazon Fire TV」とほぼ同じサイズで、ズボンの後ろのポケットに収まる。それでいて性能は一部の小型ストリーミングボックスよりも優れ、「Adreno 420」GPUを組み込んだQualcomm製「Snapdragon 805」プロセッサと、16Gバイトのオンボードストレージを搭載する。背面には標準的なHDMI出力に加えて、USB 3.0のポートもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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