Facebook、広告収入が49%増で好調決算--ロシア疑惑に言及も

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2017年11月02日 08時01分

 Facebookは米国時間11月1日、利益と売上高でアナリスト予測を大きく上回る第3四半期決算を発表した。ただし、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏によるコメントは、2016年の米大統領選にロシアが干渉したとされる問題で、米議会が継続している調査に対するFacebookの対応に終始した。

 「当社のコミュニティーは引き続き拡大しており、当社のビジネスは好調だ」とZuckerberg氏は用意された声明で述べた。

 「しかし、当社のサービスが人々の距離を遠ざける方法で使われるのであれば、それは何の意味も持たない。われわれは当社プラットフォームの悪用防止に真剣に取り組んでいる。セキュリティにかなり投資しており、それが収益性に影響することになるだろう。当社のコミュニティーを保護することは、当社の利益を最大化することよりも重要だ」(Zuckerberg氏)

 具体的な業績として、Facebookの純利益は47億ドル、1株あたり83セントだった。売上高は前年同期比47%増の103億3000万ドルで、非GAAPベースの利益は1株あたり1.59ドルだった。

 アナリスト予想では、売上高98億4000万ドル、1株あたり利益1.28ドルとされていた。


 世界最大規模のソーシャルネットワークである同社の月間アクティブユーザーは現在、20億7000万人を超えており、前年同期から16%増加している。デイリーアクティブユーザーは13億7000万人に達し、こちらも前年同期から16%増加した。

 Facebookの第3四半期の総広告売上高は、49%増加して101億4000万ドルとなった。Facebookは、モバイルユーザーの内訳を明らかにしなかったが、モバイル部門は広告面で好調で、同四半期の総広告売上高の88%を占めた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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