Amazonはクリスマスシーズンを前に、拡張現実(AR)を活用したショッピング機能を強化した。
同社は米国時間11月1日、「Amazon」ショッピングアプリにおける「AR view」を発表した。「iOS 11」がインストールされた「iPhone 6s」以降の端末を使用する米国のユーザーのみが現時点で使用可能なこの新機能は、新製品を購入する前に、それを自宅に配置した様子を確認できるというものだ。
ユーザーは、家具、花瓶、トースター、Amazonの「Echo」機器など、数千種類の中から製品を選択し、その3D画像を自分のスマートフォンのカメラを使用して自宅の映像に重ねて表示し、その大きさや外観をより具体的に把握することができる。
Amazon以外にも、 家具を販売するIkeaやWayfairといった複数の小売業者が既に、iOS 11の「ARKit」を利用してAR機能をショッピングアプリに追加している。Googleの新しい「ARCore」ソフトウェアによっても、さらに多くのAR機能やショッピング概念が今後もたらされるはずだ。顧客はこうした機能を利用することで、ソファなどの高額商品をオンラインで購入しやすくなり、また、返品の頻度も低くなる可能性があり、それがEコマース業者にとってメリットとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス